ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む : 言葉と語りえぬもの ベンヤミンの世界像

ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む

言葉と語りえぬもの ベンヤミンの世界像

単著哲学・思想

細見和之(人間・環境学研究科 / 著者)
出版年月
2009.02
図書体裁
四六
出版社
岩波書店
ISBN
978400024710
定価(税抜)
2,900円
頁数
302
本文言語
日本語

内容紹介

その死後,すでに60年以上の時を経た現在でも,思考のインスピレーションの源であり,私たちを魅了しつづけるベンヤミン.たんなる言語論にとどまらない,認識論,芸術論などが複雑に織り込まれ,彼の世界像が集約的に表現されている最初期の論考「言語一般および人間の言語について」を詳細に読み解き,その思想的基盤に迫る.

ブックレビュー

 突然だがなぜ私たちは、あの道路を走る物体を「車」と呼ぶのだろう。結局は恐らく、そう呼ぶから呼ぶのだと答えざるを得ないだろう。ということは「車」と呼ばれないこともありうるということだ。つまり「車」という言葉と、それが表す内容とは必然的な結びつきはない。これが一般的な私たちの言語に対する理解だろう。ではゴッホの絵と、その絵が表すゴッホの本質とならばどうだろう。恐らくそれは切っても切り離せないと答えるだろう。

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