動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

翻訳
生物
フランス・ドゥ・ヴァール 著 , 柴田裕之 訳
松沢哲郎(高等研究院 / 監訳)
Tetsuro Matsuzawa (高等研究院, 監訳)
出版年月
図書体裁
四六判
出版社
紀伊国屋書店
ISBN
9784314011495
定価(税抜)
2,200
頁数
416
本文言語
日本語

内容紹介

進化の末に、動物は「賢さ」を獲得した。
それは人間も、サルも、カラスも、イルカも、タコも、みんな同じである。
われわれは自分たちだけが賢いと思っていないか?

心理学との境界線を行くユニークな動物研究の分野を開拓してきた著者が、動物行動学の歴史から最新の研究まで、豊富な事例を示すとともに読者へと問いかける。ドゥ・ヴァールが新たに提唱する「進化認知学」とは――
人間中心の科学から脱却し、動物の認知とは何かを見つめなおす。

驚きのエピソード満載、著者自身の手によるイラスト多数。待望の最新作!

●チンパンジーは食べ物のありかを知っていることを悟られないようにふるまう
●カケスは相手が何を欲しがっているか見極めてプロポーズの贈り物を選ぶ
●アシナガバチは一匹ずつ顔が違い、仲間の顔を見分けている
●タコは自分を攻撃した人間を覚えていて、怒りをあらわにする

図書に貢献している教員