淡水魚保全の挑戦 : 水辺のにぎわいを取り戻す理念と実践 (叢書イクチオロギア 4)

淡水魚保全の挑戦

水辺のにぎわいを取り戻す理念と実践

叢書イクチオロギア 4

編著
自然・環境
日本魚類学会自然保護委員会 編, 渡辺勝敏, 森誠一 責任編集
渡辺勝敏(理学研究科 / 編集)
Katsutoshi Watanabe (理学研究科, 編集)
出版年月
図書体裁
A5上製
出版社
東海大学出版部
ISBN
9784486021261
定価(税抜)
3,800
頁数
346
本文言語
日本語

内容紹介

日本魚類学会市民公開講座「希少魚の保全と放流;本当に魚を守り、増やすためには」での議論を基に身近な生物多様性構成員である淡水魚の保全を積極的に進めていくための理論と実践をまとめる。

目次

巻頭言 ── 「ざわめく自然」を求めて  
はしがき 
第Ⅰ部 日本産魚類の危機と保全
 第1章 レッドデータブックからみた日本産魚類の危機
 第2章 保全手法としての放流
第Ⅱ部 魚類の積極的保全事例
 第3章 ミヤコタナゴ野生個体群を長期的に存続させるために
 第4章 イタセンパラ:生息地再生と野生復帰プロジェクト
 第5章 シナイモツゴとゼニタナゴの永続的な保全をめざす戦略と取り組み
 第6章 ウシモツゴ:決して諦めない外来種対策
 第7章 イチモンジタナゴ:地域とともに将来につなぐ
 第8章 行政, 市民, 研究者の連携による保全と再導入:絶滅危惧種ヒナモロコ
 第9章 生物学への探究心と郷土の宝を守る心
 第10章 ポルトガルの絶滅危惧コイ科魚類の保全に向けた“自然的”生息域外繁殖と再導入  
第Ⅲ部 魚類を本当に増やすには
 第11章 野生復帰を目指した生息域外保全:水族館の役割と限界
 第12章 環境改善
 第13章 外来魚類対策:侵略的サケ科魚類に焦点を当てて
 第14章 積極的保全:何を目指し,どのように守っていくか?
付録 生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン 

図書に貢献している教員