中世の王朝物語 : 享受と創造
目次
第一章 『有明の別』の〈有明の別〉
第二章 『有明の別』と文治・建久期和歌
第三章 『有明の別』と九条家
第四章 破局を避ける物語
第五章 『我身にたどる姫君』女帝の人物造型
第六章 『我身にたどる姫君』の描く歴史
第七章 『松浦宮物語』と『我身にたどる姫君』
第八章 『我身にたどる姫君』の聖代描写の意義
第九章 『我身にたどる姫君』巻六の位置づけ
第十章 『我身にたどる姫君』巻六の後日談について
第十一章 若紫巻「ゆくへ」考
第十二章 中世王朝物語における物の怪
第十三章 『風葉和歌集』の政教性
附論 『風葉和歌集』と『続古今和歌集』
第十四章 『風葉和歌集』雑部の構成について