空間伝送型ワイヤレス給電技術の最前線 (エレクトロニクスシリーズ)

空間伝送型ワイヤレス給電技術の最前線

エレクトロニクスシリーズ

編著
工学
篠原真毅監修
篠原真毅(生存圏研究所 / 監修)
Naoki Shinohara (生存圏研究所, 監修)
出版年月
図書体裁
B5判
出版社
シーエムシー出版
ISBN
9784781316031
定価(税抜)
65,000
頁数
283
本文言語
日本語

内容紹介

 2021年は空間伝送型ワイヤレス給電にとって歴史に残る年になるかもしれない。結合型ワイヤレス給電の普及に伴い,より便利で,無意識のうちに電波で給電可能な空間伝送型への期待が高まり,日本では2020年7月14日に総務省が情報通信審議会より「構内における空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件」に関する一部答申を受け,本答申を踏まえ,速やかに制度整備等を行う予定となっている。順調に進めば2021年のうちに日本でも空間伝送型ワイヤレス給電の商品化が可能となる予定であり,国内初のスタートアップ企業も生まれている。2021年1月末には中国Xiaomi が空間伝送型ワイヤレス給電を用いたスマホ充電システムを開発した。2021年はまさに「空間伝送型ワイヤレス給電元年」となる可能性が高いのである。
 この本は空間伝送型ワイヤレス給電の研究開発や商品化の最前線を網羅したものである。この本を手に取れば,最先端の空間伝送型ワイヤレス給電のすべてが理解できるはずである。さらに同出版社からこれまでに出版されている「ワイヤレス給電の最前線」(2011 年),「ワイヤレス電力伝送技術の研究開発と実用化の最前線」(2016年)と合わせて読むことで,空間伝送型ワイヤレス給電に関するより幅広い知識を得ることができる。最後になるが,多くの第一線の研究開発でご活躍される研究者,技術者の方々より玉稿をいただいたことに心よりお礼申し上げたい。

図書に貢献している教員