Publications by Kyoto University Researchers
都市と地盤災害の2000年
学術選書 076
半分だけ倒壊したコロッセオ,大阪城の堀跡に生じた凹み,年々高さを増す天井川……。これらはいずれも,“やり過ぎてしまった”開発に対する自然からの反撃である。地下に埋もれた災害の痕跡は,人々がその地で自然と対峙してきた歴史を伝え,現代に続く災害リスクを教えてくれる。私達の暮らす町の下には,どのような歴史が眠っているのだろうか? 地盤災害と人間の関係を探る防災考古学への招待。
はじめに―過去から照射する未来 第1章……ローマも一日にしてならず―都市と災害の歴史 第2章……古墳は語る―科学と考古学の間 第3章……水底の証言者 第4章……山崩れと人生 第5章……天井川時代 第6章……埋もれた近世都市 第7章……埋もれた都の近現代 おわりに
基礎知識1 地震の痕跡 基礎知識2 地すべり地形 基礎知識3 液状化現象 基礎知識4 年代測定法 基礎知識5 洪水・堆積物 基礎知識6 表面波探査法
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2019年11月8日(金曜日) - 10:39
受賞ニュース
昨日11/6防災研究所の釜井俊孝教授著「埋もれた都の防災学 : 都市と地盤災害の2000年」が第7回古代歴史文化賞優秀作品賞を受賞しました。
2017年3月10日(金曜日) - 18:22
京都大学防災研究所・釜井俊孝教授の著書『埋もれた都の防災学』の書評が毎日新聞に掲載されました。