平安京の地域形成

平安京の地域形成

編著歴史

西山良平, 鈴木久男, 藤田勝也 編
西山良平(人間・環境学研究科 / 編集)
出版年月
2016.10
図書体裁
菊上製
出版社
京都大学学術出版会
ISBN
9784814000456
頁数
360
本文言語
日本語

内容紹介

都市型隣人集団が形成された平安後期、住人たちは放火や強盗にどう連帯したのか。職能ごとの集住や祭りへの奉仕はいつ始まったのか。藤原良相の西三条第や定家が驚嘆した西園寺家北山殿など日毎に更新される発掘成果から、また、史料の一行一場面から、平安京の住まいと「地域形成」の進展をとらえる。

目次

口絵
まえがき  

第一部 地域形成のとらえ方
 第一章 平安京の「随近之人」「在地者」と住人集団 [西山良平]
 第二章 平安貴族の大路・小路をめぐる空間認識 [安藤哲郎]
 Article 中国正史に見られる住宅用語の変遷 [塚本明日香]

第二部 地域形成を見いだす
 第三章 平安京の地域社会に生きる都市民 [久米舞子]
 第四章 衰退後の右京 [南 孝雄]
 第五章 平安京左京域南部における遺跡の展開 [辻 裕司]
 Column 1 町小路の北と南 [西山良平]

第三部 貴族の住まいの広がり
 第六章 右大臣藤原良相と平安京の百花亭 [西山良平]
 Column 2 『伊勢物語』の「成立」論 [西山良平]
 第七章 王朝文学の中の寝殿[天野ひろみ]
 第八章 平安・鎌倉時代の織戸、織戸中門 [藤田勝也]
 Column 3 実は織戸は絵巻に散見する [藤田勝也]
 第九章 西園寺家北山殿の景観 [鈴木久男]

あとがき 

ブックレビュー

 本号刊行の頃に京都で新生活を始める方も多かろう。名所旧蹟の数々に「京都もの」がほしくなる。評者は昨年七月号の本誌特集で一般書から京都旅行を考えた。本稿では趣を変えて「京都もの」の専門書を評したい。

 本書は関西圏の研究者が二〇一〇年代に行った平安京研究の成果をまとめた論文集である。類書は数限りなく手に入るが、本書には研究の新しさ以外にも特長がある。

図書に貢献している教員

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