平沼騏一郎と近代日本 : 官僚の国家主義と太平洋戦争への道 (プリミエ・コレクション 83)
目次
序 論 官僚系政治家の国家主義を問い直す
第Ⅰ部 平沼騏一郎の政治的台頭と政治指導
第一章 司法省における権力確立と立憲政友会
第二章 検事総長期の政治戦略と政治観
第三章 原敬内閣との協調と思想問題への危惧
第四章 政党内閣下における政治構想と政治運動―政治戦略としての国家主義
第五章 組閣への自信と平沼内閣運動の誤算
第六章 首相としての政治指導とその限界
第七章 重臣としての活動と太平洋戦争
第八章 東京裁判とA級戦犯としての死去
第Ⅱ部 平沼騏一郎をめぐる組織と人脈
第一章 「平沼閥」と大正・昭和初期の司法・政治関係
第二章 国本社の政治思想
結 論 近代日本において平沼騏一郎とは何だったのか