教育現場の防災読本

教育現場の防災読本

編著防災

「防災読本」出版委員会/中井 仁 監修
飯尾能久(防災研究所 / 分担執筆), 川瀬博(防災研究所 / 分担執筆), 澁谷拓郎(防災研究所 / 分担執筆), 藤田正治(防災研究所 / 分担執筆), 矢守克也(防災研究所 / 分担執筆)
出版年月
2018.06
図書体裁
菊判並製
出版社
京都大学学術出版会
ISBN
9784814001651
定価(税抜)
3,800円
頁数
618
本文言語
日本語

内容紹介

本書は、東日本大震災の反省から生まれた。災害が起こる度に防災教育の必要性が叫ばれる。しかし、体系的で継続的な防災教育がなされないまま、東北で多くの児童生徒の命が奪われた。多様な災害に対応した普遍性と、何世代にもわたる継続性をもった防災教育のために、防災を学ぶ全領域、すなわち「災害のメカニズム」「国・行政の役割」「防災技術・工学」そして「地域防災」の全般にわたって知ることで、子どもを守り、災害を乗り越えるための知識を体系的に身につける。

目次

はじめに

第1章 自然災害概説
 第1節 海溝型地震
 第2節 内陸地震
 第3節 火山災害
 第4節 台風・洪水
 第5節 土砂災害
 第6節 雪害
 第7節 都市災害
 第8節 世界の自然災害

第2章 災害と法律
 第1節 災害法制の概要
 第2節 救助・避難所運営と法律
 第3節 防災と学校に関する法律
 第4節 防災関連特別法の例──土砂災害防止法

第3章 災害と行政
 第1節 災害前の行政
 第2節 災害直後の行政
 第3節 復旧・復興期の行政
 第4節 復興期の生活──応急仮設住宅
 第5節 津波被害と防災集団移転
 第6節 ハザードマップ
 第7節 「警報」の考え方・メディアの役割

第4章 地域防災
 第1節 避難所
 第2節 災害時要援護者の避難
 第3節 自主防災組織・ボランティア
 第4節 退避行動・避難行動
 第5節 地域防災アウトリーチ

第5章 防災と教育
 第1節 学校と教師の役割
 第2節 学校の被災から再開まで
 第3節 津波てんでんこ──「助かる」と「助ける」の融合
 第4節 ジレンマ授業
 第5節 学校防災教育の例
 第6節 学校科目と防災

第6章 災害医療
 第1節 急性期から亜急性期にかけての医療
 第2節 災害時要援護者への医療支援
 第3節 被災地の病院

第7章 災害と経済
 第1節 災害による経済被害
 第2節 災害のマクロ経済分析
 第3節 災害への経済的な備え
 第4節 予想される大災害の経済被害

第8章 防災工学技術
 第1節 耐震・耐火・耐津波技術
 第2節 防波堤・河川堤防
 第3節 砂防堰堤
 第4節 防災と通信

第9章 原子力災害
 第1節 原子力
 第2節 原子力事故
 第3節 福島第一第一原発事故

第10章 防災と国際貢献
 第1節 JICAの防災への取り組み
 第2節 学術的な国際貢献──ホンジュラスの地すべり災害
 第3節 子ども達への支援──ジャワ島中部地震

結びと謝辞
索引
執筆者紹介

図書に貢献している教員