Publications by Kyoto University Researchers
室町人の思考をさぐる
講談社選書メチエ
神像の破裂、山の鳴動、奇怪な発光、怨霊の祟り、神仏の託宣、天狗の跋扈。室町時代の日本は怪異に満ち満ちていた。しかし怪異は単に不合理な信仰ではないと著者は言う。中世の怪異は、政権・寺社・社会が織り成す複雑かつ不安定な権力の絡み合いの中で、合理的な情報媒体として機能していたのだ。著者はそんな怪異から室町人の思考を探る。
続きを読む
Researchmap 教員データベース 所属部局
本サイトで探す CiNiiで探す
2017年3月6日(月曜日) - 18:22
『怪異の政治社会学』の書評をアップしました。