スマートグリッド・エコノミクス : フィールド実験・行動経済学・ビッグデータが拓くエビデンス政策

スマートグリッド・エコノミクス

フィールド実験・行動経済学・ビッグデータが拓くエビデンス政策

共著
経済
田中誠, 伊藤公一朗
依田高典(経済学研究科 / 共著者)
Takanori Ida (経済学研究科, 共著者)
出版年月
出版社
有斐閣
ISBN
9784641165052
頁数
212
本文言語
日本語

内容紹介

日本最初の大規模フィールド実験で明らかになったこととは? 電力改革の実証実験に携わった著者が,日本に「エビデンスに基づく政策」を根付かせるために,実験の成果と意義を行動経済学の知見からわかりやすく解説し,新しい経済学の可能性を探る意欲作。

目次

第Ⅰ部 スマートグリッドとフィールド実験
 第1章 スマートグリッドの経済学
 第2章 フィールド実験の経済学
第Ⅱ部 電力消費のフィールド実験
 第3章 価格の威力──北九州市の実験
 第4章 習慣化への挑戦──けいはんな学研都市の実験
 第5章 現状維持の克服──横浜市の実験
第Ⅲ部 スマートグリッドの実装に向けて
 第6章 デマンド・レスポンスの社会的効果と実装
 第7章 スマートグリッドの新展開

ブックレビュー

 かつて、国際機関から日本の社会科学が政策にほとんど役立っていないと批判されたことがあった。そして、その当時、社会科学が活用されていると持て囃された事例である某国では、科学的根拠を露骨に軽視する指導者が誕生している。そのような時だからこそ、政策に活用されるべきエビデンスが提供される必要があるだろう。そのエビデンスを得るための手段として本書が提示するのが実験・行動経済学・ビッグデータの知見である。

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