軍事研究を哲学する : 科学技術とデュアルユース

軍事研究を哲学する

科学技術とデュアルユース

編著
大学・学問
哲学・思想
社会
出口康夫, 大庭弘継編
出口康夫(文学研究科 / 編集, 分担執筆), 大庭弘継(文学研究科 / 編集, 分担執筆), 喜多千草(文学研究科 / 分担執筆), 玉澤春史(文学研究科 / 分担執筆), 伊勢田哲治(文学研究科 / 分担執筆)
Yasuo Deguchi (文学研究科, 編集, 分担執筆), Hirotsugu Ooba (文学研究科, 編集, 分担執筆), Chigusa KITA (文学研究科, 分担執筆), Harufumi Tamazawa (文学研究科, 分担執筆), Tetuji Iseda (文学研究科, 分担執筆)
出版年月
出版社
昭和堂
ISBN
9784812221297
定価(税抜)
3,000
頁数
333
本文言語
日本語

目次

序 論 デュアルユースとELSIに取り組む総合知にむけて(出口康夫)

第Ⅰ部 歴史から考える

  第1章 歴史学的手法で論点を整理する(喜多千草)
  第2章 学術会議声明、そのビフォー・アフター(玉澤春史)
  コラム① 軍事研究と基礎研究(本田康二郎)
  コラム② 十五年戦争期の日本の医学犯罪は「戦争の狂気」のせいか?(土屋貴志)
  コラム③ 論理学と軍事(村上祐子)

第Ⅱ部 個別の技術から考える

  第3章 原子力のデュアルユース問題は単純か(濱村 仁)
  第4章 宇宙開発・利用とデュアルユース(橋本靖明)
  第5章 先端生命科学研究――微生物学研究と生物兵器開発の境界(四ノ宮成祥)
  第6章 サイバーセキュリティとデュアルユース性(荻野 司)
  第7章 自律型兵器と戦争の変容(久木田水生)
  コラム④ 先端生命科学と情報技術の進展(井出和希)

第Ⅲ部 哲学・倫理学から考える

  第8章 功利主義と軍事研究(伊勢田哲治)
  第9章 デュアルユースは倫理的ジレンマの問題か――研究の自由と制限(神崎宣次)
  第10章 正戦論の研究は、すなわち軍事研究なのか(眞嶋俊造)
  第11章 学術と安全保障の折り合いをつける――日本学術会議声明を受けて(大庭弘継)
  第12章 デュアルユースからミックスドユースへ(出口康夫)

  あとがき(出口康夫・大庭弘継)

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