健康情報は8割疑え! : 京大医学部のヘルスリテラシー教室

健康情報は8割疑え!

京大医学部のヘルスリテラシー教室

単著
情報
医歯薬・生命
中山健夫(医学研究科 / 著者)
Takeo Nakayama (医学研究科, 著者)
出版年月
出版社
株式会社法研
ISBN
9784865138160
定価(税抜)
1,400
頁数
184
本文言語
日本語

内容紹介

「ワクチンは接種するべきかしないべきか」「この病気にはこの治療法がよい」「これを食べれば病気がよくなる」……あなたはそのような情報を目にしたとき、「根拠」についてどう感じていますか? そしてどう解釈し、どう行動していますか?

テレビやSNSで著名な人が発信しているから、専門家の監修がついているからといって、信頼がおける情報とは限りません。また、信頼度が高く効果のある治療法であっても、同じ病気の人すべてに当てはまるかどうかはわかりません。

本書は、医療・健康情報を理解して活用できる力=「ヘルスリテラシー」指導の第一人者である著者が、初めて一般の人向けにヘルスリテラシーを語った本です。
ただし、私たちが健康を目指して生きていくうえでは、単に「怪しい情報や曖昧な情報を見極め、信頼できる情報を見つける」だけでなく、実際は「信頼できる情報をもとに、どのような行動を起こすかという意思決定が重要です。病気の治療法を選ぶ際には、「期待する効果が得られるか」「副作用はどうか」「治療費はどのくらいか」「自分の価値観に合っているか」など、医療者とよく話し合って納得したうえで、最適なものを選びたいもの。本書では、そのように患者さん自身が情報を手に、医療者と共有意思決定(SDM)を行うための方法を、具体例を挙げて解説しています。

図書に貢献している教員