Publications by Kyoto University Researchers
言説の変遷と役割担保の条件
政治的中立性は多くの国や学界で公務の基本的規範とされている。しかし、本書は、国会議事録等の詳細な分析に基づき、日本の政治家・官僚双方はこの意識を持たず、言葉自体も多様な意味で解釈されていることを示す。こうした「常識」からの乖離は、国会での議論にどう影響し、どのような平成期公務員制度改革をもたらしたのか。英国その他の先進国との比較に基づき、この改革の帰結を予想するとともに、それを避けるための条件を提示する。
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