政策実現過程のグローバル化

政策実現過程のグローバル化

編著
政治・行政
社会
法律
浅野有紀 [ほか] 編者, 大西楠・テア [ほか] 著
原田大樹(法学研究科 / 編集, 分担執筆), 吉政知広(法学研究科 / 分担執筆), 須田守(法学研究科 / 分担執筆)
Hiroki Harada (法学研究科, 編集, 分担執筆), Tomohiro YOSHIMASA (法学研究科, 分担執筆), Mamoru Suda (法学研究科, 分担執筆)
出版年月
出版社
弘文堂
ISBN
9784335358005
定価(税抜)
5,700
頁数
400
本文言語
日本語

内容紹介

グローバル化時代に果たすべき「法学」の役割を明示する!

学問の垣根を越えた若手・中堅の研究者が、共通の理論的なプラットフォーム作りをめざすプロジェクト第2弾。
 グローバル化と国民主権が正面から衝突する法執行(エンフォースメント)や権利救済(紛争解決)に焦点をあて、具体的な法制度の展開を分析するとともに、その成果を法学一般あるいは公法学・私法学の総論的な議論と結び付け、理論的な革新を図る注目の一冊。

目次

序論 政策実現過程のグローバル化【原田大樹】

第1部 法執行(エンフォースメント)
第1章 グローバル化時代の独占禁止法【中川晶比兒】
第2章 国際的租税情報交換と国内裁判所の役割【藤谷武史】
第3章 銀行監督のグローバル化と国内行政法の変容【原田大樹】
第4章 ウィーン売買条約(CISG)における証明責任の規律をめぐって【吉政知広】
第5章 和解による行政案件/事件処理【須田 守】

第2部 権利救済(紛争解決)
第6章 投資条約仲裁と〈司法権の国外委譲〉【村西良太】
第7章 投資協定仲裁と行政救済法理論【原田大樹】
第8章 国際商事仲裁と公益【横溝 大】
第9章 一方当事者に選択権を付与する国際的管轄合意の有効性【加藤紫帆】
第10章 外国裁判所を指定する専属的管轄合意と強行的適用法規【横溝 大】

第3部 グローバル化の諸相
第11章 法多元主義的法的推論【浅野有紀】
第12章 憲法規範として国際人権法を取り込むということ【山田哲史】
第13章 行政法から見た国際行政法【興津征雄】
第14章 国際ネットワークの中の都市【大西楠・テア】
第15章 グローバル化における「指標とランキング」の役割【内記香子】
第16章 グローバル法多元主義の下での抵触法【横溝 大】

結論 政策実現過程のグローバル化と日本法の将来【原田大樹】
《事項索引》

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