地区防災計画学の基礎と実践

地区防災計画学の基礎と実践

編著
防災
室﨑益輝 [ほか] 編
矢守克也(防災研究所 / 編集, 分担執筆)
Katsuya Yamori (防災研究所, 編集, 分担執筆)
出版年月
図書体裁
A5判
出版社
弘文堂
ISBN
9784335552083
定価(税抜)
2,200
頁数
240
本文言語
日本語

内容紹介

災害の進化に“みんな”と立ち向かう。いつかくる想定外にそなえて、いまできることを。

 2013年の災害対策基本法の改正に伴い、地域コミュニティ内で住民や事業者が自発的に行う防災活動=「地区防災計画」が法制化されました(2014年4月より施行)。これにより、市町村内の小学校区や複合商業施設、マンション一棟といった単位で防災計画を作成し、市町村防災会議に提案できるようになりました。現時点(2022年1月)で、地区防災計画の策定に向けて活動中のコミュニティは5,000地区にのぼります。
 本書では、「地区防災計画制度」の法制化に関わった著者たちが、制度の仕組みと実践にあたってのノウハウを紹介。地域コミュニティに減災・防災を実装するための「共助」を活かしたまちづくりとは――。日本全国のモデル事例も多数掲載。

目次

第Ⅰ部 基礎編―制度と考え方―
 第1章 地区防災計画の必要性と方向性――「自助、共助、公助」を乗り越えて
 第2章 地区防災計画制度創設の背景とその趣旨
 第3章 地区防災計画――7つの誤解と7つのホント

第Ⅱ部 実践編―プラクティスとノウハウー 
 第4章 まちづくりと地区防災計画
 第5章 都市コミュニティの防災活動と地区防災計画づくり
 第6章 復興と地区防災計画
 第7章 コロナ禍での地区防災計画

【コラム】まつりがいい/県境を越えちゃった/これが「ギリギリの共助」だ/地元企業が避難先!/
     あの時計台ビルもやってます!/水害に襲われたとき/リモート防災術
【付 録】地区防災計画実践MAP/地区防災計画づくりに関するQ&A、主な参考文献等

図書に貢献している教員