描かれたマカオ : ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史

描かれたマカオ

ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史

編著
文学・芸術
地域研究
歴史
貴志俊彦, 朱益宜, 黄淑薇編
貴志俊彦(東南アジア地域研究研究所 / 編集, 分担執筆)
Toshihiko Kishi (東南アジア地域研究研究所, 編集, 分担執筆)
出版年月
出版社
勉誠出版
ISBN
9784585222620
定価(税抜)
22,000
頁数
227
本文言語
日本語
English

内容紹介

マカオ返還20周年。失われたマカオの極彩色の姿がフルカラーでよみがえる

ポルトガルの植民地、東西貿易の継承地、キリスト教布教の拠点として栄え、いまや教会や歴史遺産、カジノやモータースポーツで世界的観光地となったマカオ。アヘン戦争などによって世界史がおおきく揺れた18~19世紀のマカオを描く版画・水彩画・写真などから当時のマカオの光と影を読み解くとともに、その未来像を探る。

目次

巻頭言:ケンダル・L・クリリー
地図 

第一部 (絵画)図版
資料解題:黄淑薇
I. 海と都市/II. 人びとの生活/III. 外国人の表象/IV. 宗教/V. 香港/VI. 広東

第二部 解説
第1章 ダーウェント・コレクションと私:ブライアン・カスバートソン
第2章 マカオの歴史と重要性:香港および中国との関係という視点から:朱益宜
第3章 近代の日本とマカオ、そしてポルトガル―香港および中国との関係という視点から:岡美穂子
第4章 19世紀のマカエンセの暮らし:グラッサ・パシェコ・ジョルジェ
第5章 アジアにおけるキリスト教とマカオ:朱益宜
結語 絵画から写真へ―ダーウェント・コレクションの意義とマカオ・イメージの変容:貴志俊彦

資料 マカオ史年表(18‐19世紀)/ブックガイド/作品リスト

図書に貢献している教員