世界の食文化百科事典

世界の食文化百科事典

編著
文化・宗教
人類学
農学
野林厚志他編集, 国立民族学博物館編集協力
秋津元輝(農学研究科 / 分担執筆), 大山修一(アジア・アフリカ地域研究研究科 / 分担執筆), 風間計博(人間・環境学研究科 / 分担執筆), 重田眞義(アジア・アフリカ地域研究研究科 / 分担執筆), 辻村英之(農学研究科 / 分担執筆), 久野愛(経済学研究科 / 分担執筆), 藤原辰史(人文科学研究所 / 分担執筆), 古澤拓郎(アジア・アフリカ地域研究研究科 / 分担執筆), 山内裕(経営管理研究部 / 分担執筆)
motoki akitsu (農学研究科, 分担執筆), Shuichi Oyama (アジア・アフリカ地域研究研究科, 分担執筆), Kazuhiro Kazama (人間・環境学研究科, 分担執筆), Masayoshi Shigeta (アジア・アフリカ地域研究研究科, 分担執筆), Hideyuki Tsujimura (農学研究科, 分担執筆), Ai Hisano (経済学研究科, 分担執筆), Tatsushi Fujihara (人文科学研究所, 分担執筆), Takuro Furusawa (アジア・アフリカ地域研究研究科, 分担執筆), Yutaka Yamauchi (経営管理研究部, 分担執筆)
出版年月
出版社
丸善出版
ISBN
9784621305935
定価(税抜)
20,000
頁数
716
本文言語
日本語

目次

食べるという行為は,生態学的,栄養学的充足を満たす以上の役割を担ってきた.食べ物は最も原始的な富の形態として生産,貯蔵,交換を通じ経済活動を構築し、地域の風土と結びついた食べ物は、人々のアイデンティティと深い関わりをもつ.本事典では,これまでの食研究のアプローチを紹介する章,「食べ物・飲み物」「料理・調理・加工・保存」といった食を人間と自然・生態とをつなぐものとして考える基礎的な章,「健康・科学」「味」といった身体という観点から食と文化の関係を考える章,「信仰と宗教・儀礼・祝祭」「象徴・意味・価値観」といった食の多様なあり方に関する章,「生産・流通・廃棄」「社会・政治・国際制度」「グローバル化する食・変化する食」など,現代における食の動態を扱う章を設定した.最終章では,世界の諸地域で育まれた食文化を地域ごとに紹介した.食文化の体系を理解するための基礎的・学際的な知識を提供する一冊である.

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