有機電子デバイスのための導電性高分子の物性と評価《普及版》 (新材料・新素材)

有機電子デバイスのための導電性高分子の物性と評価《普及版》

新材料・新素材

共著工学

小野田光宣 監修
小野田光宣 監修
松下哲士(工学研究科 / 分担執筆), 赤木和夫(工学研究科 / 分担執筆)
Satoshi Matsushita (工学研究科, 分担執筆), Kazuo Akagi (工学研究科, 分担執筆)
出版年月
2018.12
図書体裁
B5
出版社
シーエムシー出版
ISBN
9784781313016
定価(税抜)
5,600
頁数
281
本文言語
日本語

内容紹介

2012年刊「有機電子デバイスのための導電性高分子の物性と評価」の普及版。軽量・フレキシブル、低コストで溶液塗布法などが適用できる導電性高分子のPEDOTと、透明導電膜・太陽電池・有機ELなどへの応用を解説。

目次

【開発編】
第1章 導電性高分子
1 導電性高分子とは
2 導電性高分子の歴史
3 導電性高分子の市場
4 導電性高分子PEDOT
5 電解コンデンサ用途における酸化重合
6 導電性高分子の電解重合法
7 ポリアニリンとポリピロール
8 高導電の導電性高分子

第2章 有機金属重縮合法によるπ共役高分子の合成
1 はじめに
2 有機金属重縮合法で得られるπ共役高分子と酸化・還元機能
3 構造規則性π共役高分子の合成とパッキング構造
4 おわりに

第3章 導電性高分子における電気伝導とその評価法 
1 はじめに
2 導電性高分子の構造モデルとホッピング伝導機構
3 導電性高分子の電気伝導モデル
4 PEDOT/PSS系の電気伝導
5 ナノオーダーの導電性高分子の電気伝導

第4章 芳香族ヘテロ環の特徴を活かした共役系高分子の合成ならびに構造 
1 はじめに
2 ピリジンを側鎖に有する頭尾構造が制御されたポリチオフェン誘導体の合成
3 イミダゾールを主鎖に有する分子内水素結合形成可能なポリアリーレン誘導体の合成
4 おわりに

第5章 液晶性を有する二置換ポリアセチレン誘導体の合成と性質 
1 はじめに
2 ポリマーの合成と同定
3 液晶性
4 光学的性質
5 直線偏光蛍光
6 EL特性
7 結言

第6章 導電性高分子の可溶化技術とドープ状態の安定性 
1 導電性高分子の可溶性
2 側鎖導入による可溶化
3 ドーパントによる可溶化
4 ブロックコポリマーによる可溶化
5 溶媒可溶化によるポリチオフェンの性質の変化
6 ポリ(3-アルキルチオフェン)の導電性劣化機構

第7章 超音波場,遠心場,超臨界流体ならびにイオン液体を反応場とする導電性高分子材料の電解合成
1 はじめに
2 超音波照射場における導電性高分子の電解合成
3 超音波乳化法を利用した環境調和型電解重合法
4 遠心場における導電性高分子の電解合成
5 イオン液体中における導電性高分子の電解合成
6 超臨界流体中における導電性高分子の電解合成
7 おわりに

第8章 電気泳動堆積法による導電性高分子薄膜作製技術と機能応用 
1 はじめに
2 電気泳動堆積法
3 電気泳動堆積法によるナノ構造化導電性高分子薄膜
4 ナノ構造化導電性高分子薄膜の機能応用
5 電気泳動堆積膜の平坦化
6 光起電力材料への展開
7 おわりに

第9章 高せん断成形加工法による導電性ナノコンポジットの創製 
1 はじめに
2 高分子/CNT系ナノコンポジット創製の鍵
3 高せん断成形加工法による高分子中へのCNTのナノ分散化とナノコンポジット創製
4 おわりに

【応用編】
第10章 有機EL
1 ポリマー有機EL 
2 フレキシブル化を目指した導電性高分子有機EL素子と応用  

第11章 有機薄膜トランジスタ
1 導電性高分子トランジスタの評価技術  
2 導電性高分子を用いたトランジスタ特性 
3 有機薄膜トランジスタ用高分子材料 

第12章 透明導電膜
1 PEDOTの高導電化と透明導電膜への応用 
2 導電性高分子複合化技術と導電性フィルムへの応用 
3 高い導電率を有する導電性高分子膜の開発  

第13章 光電変換素子
1 色素増感太陽電池用対極材「ベラゾールTM」 
2 白金に代わる色素増感型太陽電池用対極材料 
3 導電性高分子薄膜太陽電池の特徴と性能改善 
4 有機撮像素子―塗布プロセスでの波長選択性と高効率化―  

第14章 導電性高分子(ポリアニリン)による金属防食被覆  
1 はじめに
2 導電性ポリアニリンとは
3 金属防食作用の発見と防食被覆
4 ポリアニリンによる防食メカニズム
5 ポリアニリンの合成と可溶化
6 Double strand型ポリアニリンの開発
7 おわりに

第15章 導電性高分子フィルムのタッチパネルへの応用  
1 はじめに
2 タッチパネルにおける導電材の動向
3 導電性高分子のタッチパネルへの利用状況
4 他のタッチパネル用導電材との比較
5 今後の技術動向
6 まとめ

第16章 導電性高分子バッテリー  
1 はじめに
2 導電性高分子電極を使った二次電池の原理
3 導電性高分子バッテリーの特徴
4 導電性高分子複合電極
5 導電性高分子バッテリーの展望
6 おわりに

第17章 導電性高分子の熱電変換機能  
1 はじめに
2 導電性高分子熱電材料の特徴
3 熱電変換の原理と材料特性評価
4 導電性高分子の熱電変換特性
5 将来展望
6 おわりに

第18章 アクチュエータ
1 導電性高分子アクチュエータと圧力・歪みセンサ  
2 空気中で電場駆動する導電性高分子アクチュエータ  

第19章 コンデンサ
1 導電性高分子を用いたアルミ固体電解コンデンサの特徴と今後の課題  
2 各種導電性高分子の重合方法と固体電解キャパシタへの応用展開  

第20章 帯電防止コーティング
1 導電性高分子をコートした導電性繊維シートの用途展開  
2 帯電防止材 

第21章 分子素子への展望と課題 
1 はじめに
2 分子システム設計―本研究における機能分子の材料化の基本的考え―
3 電気化学的重合(電解重合)法
4 電解重合反応機構
5 PPyの成長形態の制御
6 溶媒と電解質アニオンの塩基性効果
7 あとがき

図書に貢献している教員