宇宙倫理学
目次
序 章 宇宙倫理学とは何か(水谷雅彦)
付 録 二十一世紀の夢(手塚治虫)
■第Ⅰ部 宇宙倫理学の方法と総合的アプローチ
第1章 宇宙活動はなぜ倫理学を必要とするか(磯部洋明)
第2章 宇宙倫理学とエビデンス―社会科学との協働に向けて(清水雄也)
第3章 宇宙の道と人の道―天文学者と倫理学者の対話
(対談者:柴田一成・伊勢田哲治/司会:呉羽真)
コラムA 宇宙倫理学の隣接分野(1)―宇宙医学・宇宙行動科学(立花幸司)
コラムB 宇宙倫理学の隣接分野(2)―宇宙法(近藤圭介)
■第Ⅱ部 宇宙進出の光と影
第4章 政治哲学から見た宇宙政策―有人宇宙探査への公的投資は正当か(呉羽真)
第5章 科学技術社会論から見た宇宙事故災害―スペースシャトル事故から何を学ぶか(杉原桂太)
コラムC 有人宇宙飛行に伴う生命と健康のリスク(呉羽真)
コラムD 宇宙動物実験(吉沢文武)
■第Ⅲ部 新たな生存圏としての宇宙
第6章 宇宙時代における環境倫理学―人類は地球を持続可能にできるのか(神崎宣次)
第7章 宇宙に拡大する環境問題―環境倫理問題としてのスペースデブリ(伊勢田哲治)
第8章 惑星改造の許容可能性―火星のテラフォーミングを推進すべきか(岡本慎平)
コラムE 宇宙災害と対策(玉澤春史)
■第Ⅳ部 新たな活動圏としての宇宙
第9章 宇宙ビジネスにおける社会的責任―社会貢献と営利活動をどう両立させるか(杉本俊介)
第10章 宇宙における安全保障―宇宙の武装化は阻止できるか(大庭弘継)
第11章 宇宙資源の採掘に関する道徳的懸念―制度設計に向けて理論構築できるか(近藤圭介)
コラムF 衛星情報とプライバシー(伊勢田哲治)
コラムG 宇宙開発におけるデュアルユース(神崎宣次)
コラムH 宇宙科学と地域社会のコンフリクト(軽部紀子)
■第Ⅴ部 宇宙から人類社会を見直す
第12章 宇宙倫理とロボット倫理(稲葉振一郎)
第13章 人類存続は宇宙開発の根拠になるか(吉沢文武)
コラムI 地球外知性探査とファーストコンタクト(呉羽真)
コラムJ 宇宙コロニーでの労働者の権利(杉本俊介)
コラムK 未来の戦場としての宇宙(大庭弘継)
あとがき(伊勢田哲治・神崎宣次・呉羽真)