中国近代の巨人とその著作 : 曾国藩、蔣介石、毛沢東 (京大人文研漢籍セミナー 8)

中国近代の巨人とその著作

曾国藩、蔣介石、毛沢東

京大人文研漢籍セミナー 8

共著
地域研究
歴史
村上衛, 森川裕貫, 石川禎浩著, 京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター編
村上衛(人文科学研究所 / 共著者), 森川裕貫(人文科学研究所 / 共著者), 石川禎浩(人文科学研究所 / 共著者)
Ei Murakami (人文科学研究所, 共著者), Hiroki Morikawa (人文科学研究所, 共著者), Yoshihiro Ishikawa (人文科学研究所, 共著者)
出版年月
出版社
研文出版
ISBN
9784876364411
定価(税抜)
1,500
頁数
147
本文言語
日本語

内容紹介

近代史上の巨人たち、曾国藩、蔣介石、毛沢東の3人の著作をひもとく書。単なる政治家の枠では収まりきれないかれらの多面性に迫る論考を収録する。2018年3月開催「TOKYO漢籍SEMINAR」の講演をもとに書籍化。

目次

はしがき
「士」の家計簿―曾国藩の著作より―        村上 衛
 はじめに/1 北京入りまで/2 京官時代/3 曾国藩の家計簿(湘軍時代)/4 曾国藩の家計簿(督撫時代)/おわりに
蔣介石と『中国の命運』              森川裕貫
 はじめに/1 『中国の命運』の内容/2 『中国の命運』への肯定的反響/3 中国共産党による批判/4 中国国民党内部の深刻な憂慮/5 英米の反応/6 増訂版の刊行/7 ジャジェフェによる英語版の出現/8 中国国民党の対応/9 二つの英語版に対する英語圏読者の反応/おわりに/参考文献
毛沢東―書家として、詩人として―          石川禎浩
 はじめに/一.毛沢東の書――懐素に範をとった“狂草”の筆づかい/
二、毛沢東の詩(詞)―天下や歴史を相手に人生を戦う/おわりに―
日本の漢詩と毛沢東の不思議な縁

図書に貢献している教員