アフリカの老人 |Publications by Kyoto University Researchers

アフリカの老人

老いの制度と力をめぐる民族誌

Edited Volume

Culture & Religion

田川玄, 慶田勝彦, 花渕馨也編

中村香子(Center for African Area Studies / Author of Chapter/Section)

Kyoko Nakamura (Center for African Area Studies , Author of Chapter/Section)

Year-Month: 2016.03
Format: A5判　並製
Publisher: 九州大学出版会
ISBN: 9784798501789
Price: 3,000
Pages: 260
Language: Japanese

Outline

アフリカでは人はいかに老いていくのか。アフリカをこよなく愛する文化人類学者たちが、エチオピア，ケニア，マダガスカル，コモロ諸島，南アフリカの老人たちの多様な姿を長年にわたるフィールドワークにより描き出す比較民族誌。地球規模の高齢化が叫ばれるなかで，老いることの価値と目標を問い直す。各フィールドで撮影された老人たちや儀礼の写真を多数収録。

序　章　アフリカで老いること、日本で老いること
第1章　老いの情景　　　　
第2章　老いの相貌　　　　
　コラム1　ギリアマにおける白髪老人と妖術　　　
第3章　マダガスカルにおける老いと力　　　
第4章　老いの祝福　　　
第5章　社会の舞台裏を牛耳る　　　
　コラム2　せびられる老女
第6章　老いてなお子ども　　
第7章　一夫多妻社会の老人事情　　
　コラム3　アフリカ農村における手探りの高齢者ケア
第8章〈老いの力〉の未来を左右する少子高齢化
あとがき

アフリカの老人 : 老いの制度と力をめぐる民族誌