ガンダーラ彫刻と仏教 (プリミエ・コレクション 66)

ガンダーラ彫刻と仏教

プリミエ・コレクション 66

Prizes Awarded by Foundations
Single Author
Culture & Religion
History
内記理(Center for Cultural Heritage Studies / Author)
Satoshi Naiki (Center for Cultural Heritage Studies, Author)
Year-Month
Format
A5上製
Publisher
京都大学学術出版会
ISBN
9784814000142
Price
3,800
Pages
308
Language
Japanese

Outline

第6回(H29年度)三島海雲学術賞 受賞!

通説的にアレクサンドロスの東征やヘレニズム文化とのかかわりから語られてきたガンダーラ彫刻は,実はそれらからは切り離して考えられるべきものである。ガンダーラ彫刻はいつ,何のためにつくられたのか? また,彫刻が盛んにつくられた西北インドにおける仏教とは,一体どのようなものだったのか? これまでの彫刻の議論の中で十分に加味されることのなかった考古学的な情報を最大限に活用して,ガンダーラ彫刻のつくられた時代をみつめなおす。彫刻を歴史の中に位置づけることができてはじめて,仏教文化の源流における仏教の姿がみえてくる。

Table of Contents

序章 ガンダーラ彫刻の研究のおもしろさはどこにあるか

第 I 部 ガンダーラ彫刻はいつつくられたか
 第1章 彫刻の様式
 第2章 彫刻の図像
 第3章 彫刻の技法 
 第4章 彫刻と碑銘紀年銘彫刻の制作年
 
第II部 ガンダーラ彫刻はなぜ変容したか
 第5章 建物の石積
 第6章 王宮と地震

終章 支配と災害と仏教

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