原子力安全基盤科学1 : 原子力発電所事故と原子力の安全

原子力安全基盤科学1

原子力発電所事故と原子力の安全

編著
自然・環境
工学
山名元 総合編集, 仲谷麻希 構成
中島健(複合原子力科学研究所 / 分担執筆)
Ken Nakajima (複合原子力科学研究所, 分担執筆)
出版年月
図書体裁
A5
出版社
京都大学学術出版会
ISBN
9784814001071
定価(税抜)
2,800
頁数
352
本文言語
日本語

内容紹介

福島事故によって,原子力への信頼は大きく損なわれた。安全神話への失望や反発は当然だが,原子力やその管理一般に関して根拠に欠ける情報が飛び交うのは危険な状況である。原子力利用は,医療等様々な分野に広がっているし,事故原発の廃炉が人類史的な課題になる中,正しい知識や管理技術の継承が失われることで,かえって危険が増してしまうからだ。第1分冊では事故の全体像と原子力の安全管理に関する問題点について考える。

目次

第1章 大学人が見た原子力発電所事故[山名 元]
第2章 原子炉の仕組み[山名 元]
第3章 我が国の原子力利用の歴史を振り返る[山名 元]
第4章 福島第一原子力発電所で起こったこと[福田俊彦]
第5章 原子力の安全確保に向けて[中島 健・杉本 純]
第6章 原子力の確率論的リスク評価[平野光將]
第7章 原子力研究への大学の取り組み[山名 元]

付録 1 技術リスクを考える[谷口武俊]
付録 2 「私家本 原子力規制」[中川政樹]

図書に貢献している教員