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ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む

細見和之(人間・環境学研究科 / 著者)
 突然だがなぜ私たちは、あの道路を走る物体を「車」と呼ぶのだろう。結局は恐らく、そう呼ぶから呼ぶのだと答えざるを得ないだろう。ということは「車」と呼ばれないこともありうるということだ。つまり「車」という言葉と、それが表す内容とは必然的な結びつきはない。これが一般的な私たちの言語に対する理解だろう。ではゴッホの絵と、その絵が表すゴッホの本質とならばどうだろう。恐らくそれは切っても切り離せないと答えるだろう。しかしまさしくこのような「意味するものとされるものの一元論」からベンヤミンの言語論は始まるのだ。

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