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京大研究者の本

学術書から一般書、翻訳書、教科書、事典、漫画まで。毎月、京大研究者の新刊情報を幅広くお届けします!

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本ポータルは、京都大学URAによる「人文社会科学研究支援プログラム」の一環として、京都大学研究者の論文以外の研究成果出版物(書籍)の情報を発信し、その研究成果と研究の知見を京都大学内外に広く伝え、社会と研究者をつなぐプラットフォームとなることを目的としています。

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新刊図書

ブックレビュー

分解の哲学

藤原辰史(人文科学研究所 / 著者)
「分解」と聞いて思い起こすのは、たとえば海洋をただよう無数のプラスチックの破片だ。「マイバッグを持参しましょう」「地球環境に優しく」「ストローは禁止!」。そんな善なるかけ声が世界を席捲している。だが、〈人類と自然の調和〉がナチスの標語でもあったとすれば、どうだろう。食や農業にまつわる歴史を研究してきた藤原の最初の著書は『ナチス・ドイツの有機農業:「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」』と題されている。自己欺瞞的な生命至上主義の呼び声を退けつつ、両者が調和する別様の道を探ること。本書もまた、その探究心に貫かれている。
幸福と人生の意味の哲学

幸福と人生の意味の哲学

山口尚(人間・環境学研究科 / 著者)
おそらくは、「幸福」や「人生の意味」ほど、多くの者を惹きつけてきた哲学上のテーマもないだろう。近年、日本語で書かれたその入門的な著作が相次いで刊行されているところでもあるが、それらのほとんどは、哲学・倫理学の学説でガチガチに固められた「学術書」か、学説などお構いなく著者の(安易な)経験論に裏打ちされた「自己啓発書」かの二つに一つである。本書はしかし、その意味でどちらの部類にも属さない。これまで述べられてきた「幸福」論や「人生の意味」論の諸説に批判・検討を加えながらも、理念的な次元にとどまらず、私たちの日常生活に寄り添ってくれる。

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