唐長安大明宮 ( 上巻, 下巻)

唐長安大明宮

上巻, 下巻

翻訳
地域研究
歴史
楊鴻勲著 ; 向井佑介, 高井たかね, 田中一輝訳
向井佑介(人文科学研究所 / 翻訳), 髙井たかね(人文科学研究所 / 翻訳)
Yusuke MUKAI (人文科学研究所, 翻訳), Takane TAKAI (人文科学研究所, 翻訳)
出版年月
図書体裁
A4判
出版社
科学出版社東京
ISBN
9784843360217
定価(税抜)
23,000
本体価格備考
各巻23000円
頁数
250
本文言語
日本語

内容紹介

大明宮は、唐国の長安を代表する宮城のひとつである。唐の太宗李世民が造営を開始し、続く高宗の時代から皇帝の正式の居住地となった。以来、200年にわたって唐王朝の政治・儀礼・外交の中枢として重視された。その遺跡全体が近代まで比較的よく保存されており、半世紀あまりにおよぶ唐長安城の考古学的調査は、大明宮を中心として進められてきた。本書はそれらの考古学的知見と諸文献の整理をふまえて、建築史・建築考古学の視点から、往時の大明宮のすがたを鮮やかに描きだす。 本書を特徴づける豊富な建築復元図は、一枚一枚が厳密な学術的考証をふまえているばかりではなく、芸術的鑑賞に堪える見事な出来となっている。近年の大明宮を含む唐長安城の考古学的発掘成果と歴史文献の記述を丹念に整理・検証した本書は、まさに大明宮の全容を明らかにした唯一の書である。

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