環世界の人類学 : 南インドにおける野生・近代・神霊祭祀
目次
序章 環世界の人類学にむけて
第一部 野生=神霊の力と人間
一章 水田と山野、神霊の土地
二章 ペラールの大社と神霊たち
三章 パールダナ──詠われる起源神話
四章 神霊の大祭
五章 「やりとりのネットワーク」と野生の力の流通
六章 憑依の経験とパースペクティヴの戯れ
第二部 制度的変容と新たな環世界の生成
七章 大社をめぐる抗争と神霊のエイジェンシー
八章 南カナラにおける土地制度の変遷
九章 母系制の近代法化と母系親族集団
十章 人々にとっての母系制
十一章 「土地の主」としての神霊と土地改革
十二章 大規模開発の中の神霊たち
十三章 工業プラントにおける新たな環世界の生成
終章 存在、パトス、環世界