大陸と海洋の起源 (ブルーバックス B-2134)

大陸と海洋の起源

ブルーバックス B-2134

翻訳
解説・注釈
自然・環境
アルフレッド・ウェゲナー著, 竹内均訳
鎌田浩毅(人間・環境学研究科 / 解説・解題)
Hiroki Kamata (人間・環境学研究科, 解説・解題)
出版年月
図書体裁
新書判
出版社
講談社
ISBN
9784065194041
定価(税抜)
1,500
頁数
382
本文言語
日本語

内容紹介

名著復刊! 「大陸移動説」を世に問い、現代地球科学の端緒となった歴史的一冊を新書化! 

永久不変と考えられていた大陸は、長い年月をかけてゆっくりと移動していた。常識を覆す「大陸移動説」はどのように生まれたのか。ウェゲナーが生涯をかけて取り組んだ研究の集大成となる一冊を、竹内均博士が全訳し、その後の地球科学の発展について鎌田浩毅博士の解説を加えた決定版。

「大陸移動の考えが最初に私の頭に浮かんだのは一九一〇年のことである。その年に世界地図を眺めながら、大西洋の両側の大陸の海岸線の出入りに、私は深く印象づけられた。(中略)私は地質学と古生物学の分野での適当な研究を好奇心をもって調べることにとりかかった。証拠が確定的であることがすぐにわかった。このようにして大陸移動説が基本的には健全な考えであるという確信が、私の心の中に深く根をおろした。」(第一章「歴史的背景」より)

図書に貢献している教員