法解釈の方法論 : その諸相と展望

法解釈の方法論

その諸相と展望

編著
法律
山本敬三, 中川丈久編
山本敬三(法学研究科 / 編集, 分担執筆)
Keizo Yamamoto (法学研究科, 編集, 分担執筆)
出版年月
図書体裁
A5判
出版社
有斐閣
ISBN
9784641126145
定価(税抜)
6,000
頁数
446
本文言語
日本語

内容紹介

法解釈の方法はそれぞれの法分野で独自に展開しており,他の法分野からは見通すことが難しい。本書では「最高裁の法解釈方法の評価」「法解釈方法の現状と将来像」を軸に分野ごとの法解釈方法を分析する。『民商法雑誌』の特集に,書き下ろし論文を加えて単行本化。

目次

序 章――プロローグ
 未来志向の法解釈(亀本 洋)
第一章 法解釈の方法論
 日本における民法解釈方法論の変遷とその特質(山本敬三)
 行政法解釈の方法――最高裁判例にみるその動態(中川丈久)
 経済法解釈の特徴について――競争法におけるルールとスタンダード(川濵 昇)
 商法学における法解釈の方法(田中 亘)
第二章 経済分析による法解釈の可視化
 判例に見る知的財産法解釈方法論と政策形成(前田 健)
 国際私法解釈論に関する若干の考察――判例分析をとおして(河野俊行)
 刑事訴訟法解釈の方法(稻谷龍彦)
第三章 法分野固有の解釈指針
 民事訴訟法の分野における解釈方法論(垣内秀介)
 労働法における法解釈の方法に関する覚書(山川隆一)
 最高裁判例に見る租税法規の解釈手法(佐藤英明)
 刑法の解釈方法と判例(品田智史)
終章――エピローグ
 最高裁の憲法解釈方法に関する一考察――なぜ審査基準論を採るべきか(淺野博宣)

図書に貢献している教員