プライバシー権の再構成 : 自己情報コントロール権から適正な自己情報の取扱いを受ける権利へ

プライバシー権の再構成

自己情報コントロール権から適正な自己情報の取扱いを受ける権利へ

単著
社会
法律
音無知展(法学研究科 / 著者)
Tomohiro OTONASHI (法学研究科, 著者)
出版年月
図書体裁
A5判
出版社
有斐閣
ISBN
9784641228047
定価(税抜)
5,500
頁数
292
本文言語
日本語

内容紹介

〈プライバシー権=自己情報コントロール権〉という図式は今後も成立しうるのか。日米両国におけるプライバシー権の保護法益の多様化傾向を指摘し,そこに適合するプライバシー権の内容とは何かを問う。通説に挑み,プライバシー権の再構成を主張する意欲的論稿。

目次

序 章
第1章 日本の議論状況の分析──学説の整理及び考察
 第1節 自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討
 第2節 自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討
 第3節 学説の分析を踏まえた検討課題の提示
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討
 第1節 従来の通説
 第2節 通説に対する批判と代替案
 第3節 アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ
第3章 自説の展開
 第1節 自己情報に関する権利の内容
 第2節 自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠
 第3節 先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成
終 章 総括と残された課題

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