古俳諧研究 (研究叢書 558)
目次
凡例
序章
一 古俳諧の時代
二 古俳諧の資料的特性
三 研究史と問題点
四 本書の目的と研究方法
第一部 資料としての古俳諧
第一章「ものいふ」の本義について
一 はじめに
二「ものいふ」をめぐる連想
三「ものいふ」の本義
四 おわりに
第二章 古俳諧の異国観――南蛮・黒船・いぎりす・おらんだ考
一 はじめに
二「南蛮」について
三「黒船」について
四「いぎりす」について
五「おらんだ」について
六 おわりに
第三章 古俳諧の「やさし」
一 はじめに
二『俳諧類船集』の「やさし」
三 西鶴の「やさし」
四 芭蕉の「やさし」
第四章『俳諧類船集』研究の諸問題
一 はじめに
二 梅盛小伝
三『類船集』の典拠と引用歌
四『類船集』と口承文芸
第二部 古俳諧と芭蕉
第一章 芭蕉発句の「背戸」について
一 はじめに
二「よき家や」句について
三「琴箱や」句について
四 古俳諧の「背戸」
五 芭蕉周辺の「背戸」
第二章「かたち」考
一 はじめに
二「かたち」とは
三 芭蕉と「かたち」
四 おわりに
第三章 古俳諧の擬態語表現
一 はじめに
二「によつと」とその類語
三 連句の進行と擬態語
四 擬態語表現の展開
五 おわりに
第三部 古俳書研究
第一章 貞徳作「壺の名に」独吟百韻の諸本について
附、国立国会図書館蔵『初音はいかい』翻刻と略注
一 はじめに
二「壺の名に」独吟百韻の諸本
附 国立国会図書館蔵『初音はいかい』翻刻と略注
第二章『立圃桃廼酒百韻』の周辺
一『立圃桃廼酒百韻』について
二 立圃の紀行文
三 亭主「利房」について
四『立圃桃廼酒百韻』翻刻
第三章 上方版『私可多咄』考
一 はじめに
二 下里知足自筆雑記『徳元玄札両吟百韻』
三「笑話書留」と江戸版『私可多咄』
四 上方版噺本の江戸重版
五『私可多咄』の書名について
六 おわりに
第四章 下里知足自筆雑記『徳元玄札両吟百韻』解題と翻刻
第四部 古俳書年表稿
緒言
凡例
元和頃
寛永四年〜寛永二十年・寛永頃
正保元(寛永二十一)年〜正保四年
慶安元(正保五)年〜慶安四年
承応元(慶安五)年〜承応三年・承応頃
明暦元(承応四)年〜明暦三年
万治元(明暦四)年〜万治三年・万治頃
寛文元(万治四)年〜寛文十二年・寛文頃
延宝元(寛文十三)年〜延宝八年・延宝頃
天和元(延宝九)年〜天和三年・天和頃
「古俳書年表稿」索引(書名索引・人名索引)
終章
あとがき