古俳諧研究 (研究叢書 558)

古俳諧研究

研究叢書 558

単著
文学・芸術
河村瑛子(文学研究科 / 著者)
Eiko KAWAMURA (文学研究科, 著者)
出版年月
出版社
和泉書院
ISBN
9784757610682
定価(税抜)
13,000
頁数
576
本文言語
日本語

目次

 凡例
 序章
  一 古俳諧の時代
  二 古俳諧の資料的特性
  三 研究史と問題点
  四 本書の目的と研究方法
第一部 資料としての古俳諧
 第一章「ものいふ」の本義について
  一 はじめに
  二「ものいふ」をめぐる連想
  三「ものいふ」の本義
  四 おわりに
 第二章 古俳諧の異国観――南蛮・黒船・いぎりす・おらんだ考
  一 はじめに
  二「南蛮」について
  三「黒船」について
  四「いぎりす」について
  五「おらんだ」について
  六 おわりに
 第三章 古俳諧の「やさし」
  一 はじめに
  二『俳諧類船集』の「やさし」
  三 西鶴の「やさし」
  四 芭蕉の「やさし」
 第四章『俳諧類船集』研究の諸問題
  一 はじめに
  二 梅盛小伝
  三『類船集』の典拠と引用歌
  四『類船集』と口承文芸
第二部 古俳諧と芭蕉
 第一章 芭蕉発句の「背戸」について
  一 はじめに
  二「よき家や」句について
  三「琴箱や」句について
  四 古俳諧の「背戸」
  五 芭蕉周辺の「背戸」
 第二章「かたち」考
  一 はじめに
  二「かたち」とは
  三 芭蕉と「かたち」
  四 おわりに
 第三章 古俳諧の擬態語表現
  一 はじめに
  二「によつと」とその類語
  三 連句の進行と擬態語
  四 擬態語表現の展開
  五 おわりに
第三部 古俳書研究
 第一章 貞徳作「壺の名に」独吟百韻の諸本について
     附、国立国会図書館蔵『初音はいかい』翻刻と略注
  一 はじめに
  二「壺の名に」独吟百韻の諸本
  附 国立国会図書館蔵『初音はいかい』翻刻と略注
 第二章『立圃桃廼酒百韻』の周辺
  一『立圃桃廼酒百韻』について
  二 立圃の紀行文
  三 亭主「利房」について
  四『立圃桃廼酒百韻』翻刻
 第三章 上方版『私可多咄』考
  一 はじめに
  二 下里知足自筆雑記『徳元玄札両吟百韻』
  三「笑話書留」と江戸版『私可多咄』
  四 上方版噺本の江戸重版
  五『私可多咄』の書名について
  六 おわりに
 第四章 下里知足自筆雑記『徳元玄札両吟百韻』解題と翻刻
第四部 古俳書年表稿
  緒言
  凡例
  元和頃
  寛永四年〜寛永二十年・寛永頃
  正保元(寛永二十一)年〜正保四年
  慶安元(正保五)年〜慶安四年
  承応元(慶安五)年〜承応三年・承応頃
  明暦元(承応四)年〜明暦三年
  万治元(明暦四)年〜万治三年・万治頃
  寛文元(万治四)年〜寛文十二年・寛文頃
  延宝元(寛文十三)年〜延宝八年・延宝頃
  天和元(延宝九)年〜天和三年・天和頃
  「古俳書年表稿」索引(書名索引・人名索引)

 終章

 あとがき

図書に貢献している教員