カール・マルクスの哲学 (リベルタス学術叢書 8)

カール・マルクスの哲学

リベルタス学術叢書 8

翻訳
哲学・思想
ミヒャエル・クヴァンテ著 ; 大河内泰樹 [ほか] 訳
大河内泰樹(文学研究科 / 翻訳)
Taiju OKOCHI (文学研究科, 翻訳)
出版年月
図書体裁
A5判
出版社
リベルタス出版
ISBN
9784905208099
定価(税抜)
3,500
頁数
184
本文言語
日本語

内容紹介

本書は、現代ドイツを代表する哲学者の一人であるミヒャエル・クヴァンテのマルクス論である。ヘーゲル研究および生命倫理学、メタ倫理学研究で知られ、すでに多くの著作が日本語に翻訳もされているクヴァンテだが、他方で彼は以前からマルクスにも強い関心を持ってきた。本書はそうした彼の初めてのまとまったマルクス論集である。本書の特徴は、あえてマルクスの思想を哲学から理解しようとする点にある。それに伴って、同時代のヘーゲル左派の論争、そしてなによりもヘーゲルとの対決が当然取り上げられているが、それは同時に行為論を中心に現代の哲学的な問題にも関連づけられており、全く新しい哲学的マルクス像を提示するものである。

図書に貢献している教員