フィールド分析法 (京都大学デザインスクールテキストシリーズ = Kyoto University design school text series 5)

フィールド分析法

京都大学デザインスクールテキストシリーズ = Kyoto University design school text series 5

編著
情報
守屋和幸編 ; 高橋雄介[ほか]著
守屋和幸(情報学研究科 / 編集, 分担執筆), 平本毅(経営管理研究部 / 分担執筆)
Kazuyuki Moriya (情報学研究科, 編集, 分担執筆), Takeshi Hiramoto (経営管理研究部, 分担執筆)
出版年月
出版社
共立出版
ISBN
9784320006041
定価(税抜)
3,500
頁数
176
本文言語
日本語

内容紹介

 本書では,私たちの日常の社会生活の場や生産活動の場を課題フィールドと呼ぶ。課題フィールドアは多岐に亘り,それぞれの課題フィールドは当然のことながら独自の特徴や問題点などを有している。このような課題フィールドから特徴や問題点を抽出するために,さまざまな情報(データを含む)を収集する手法や,収集した情報を分析し,定量的あるいは定性的な知見を得る手法などを理解することは,当該課題フィールドの理解や改善,さらには新しいシステムの構築などにとって非常に役立つ。本書ではこのような手法をまとめてフィールド分析法と呼ぶ。
 フィールド分析法では,取り扱う情報として大きく2つの種類がある。1つは,センサーや測定機器などを用いて取得した数値情報,すなわち量的データで,もう1つは,人の考え方や振る舞いなどの測定機器などでは数値情報として入手することが困難な質的データである。現代の統計学では量的データはもちろんのこと質的データに対しても数々の有益な手法が開発されてきており,コンピュータの飛躍的な能力向上および低価格化のおかげで,誰でも簡単にコンピュータを用いてこれらのデータの統計解析や分析,検証などが行えるようになってきた。本書ではそれらの分析・検証方法を実践的に紹介する。

図書に貢献している教員