オセアニアで学ぶ人類学

オセアニアで学ぶ人類学

編著
地域研究
人類学
梅﨑昌裕, 風間計博編
風間計博(人間・環境学研究科 / 編集, 分担執筆)
Kazuhiro Kazama (人間・環境学研究科, 編集, 分担執筆)
出版年月
図書体裁
A5判
出版社
昭和堂
ISBN
9784812220054
頁数
304
本文言語
日本語

内容紹介

太平洋全域に及ぶオセアニアは自然・社会・文化においてユニークな特徴をもち、人類学研究も自然人類学、文化人類学、社会人類学、生態人類学、人類生態学・・・と幅広い。その多様性を活かし、生物としての存在から社会的な存在としての人間まで、人類とは何かを学ぶテキスト。

目次

序 章 オセアニアを知り、人類学を学ぶ
第1章 人類史1――発掘からよみとくオセアニア移住史と海洋適応
第2章 人類史2――ゲノムに刻まれたオセアニアにおける人類の歴史
第3章 環境――オセアニアにおける植物利用の民族学
第4章 生業――パプアニューギニアの「焼かない焼畑」
第5章 医療――パプアニューギニアではどのように治療が選ばれるのか
第6章 婚姻――夫と妻、そしてXがつむぐマヌスの結婚生活
第7章 家族・親族――人工の島々に住まうマライタ島の人々
第8章 政治――ポーンペイの首長制と民主主義
第9章 経済――贈与交換のニューギニア、あるいは人と物の溶け合うところ
第10章 宗教――メラネシアの世界観とキリスト教
第11章 芸術――オセアニアの芸術と工芸の交差点
第12章 身体――イレズミからみるポリネシア社会の歴史
第13章 先住民――ニュージーランド・マオリの政治と日常
第14章 植民地――ヨーロッパ諸社会による支配と先住民フィジー人の自律
第15章 観光――オセアニア・イメージの消費
第16章 文化遺産――ナンマトル遺跡の保全と活用
第17章 資源開発――パプアニューギニア高地の天然ガス
第18章 環境問題――ツバルの気候と社会の変化

図書に貢献している教員